豊田高専のあれこれ

主に豊田高専について語ります

最低席次36位で豊橋技術科学大学に合格した話

こんにちは

ケシゴムです。
今回は最低席次36位で憧れの豊橋技術科学大学(以下技科大)に合格したことについてお話していこうと思います。
ちなみに高専では情報工学科でしたが、技科大では機械工学系に進むことにしました。

実は高専にも推薦で入っています。その時の記事はこちらをどうぞ

kesigomu-robot.hatenablog.com


自己紹介


出身学科:

 情報工学
席次:

 1年29位 2年36位 3年16位 4年15位 平均24位

GPA:

 4年が大体3.95くらいだったと思います
委員会活動:

 1年生の時に評議員
課外活動:

 U16プログラミングコンテスト 情報工学科賞

 日東学術振興財団 研究プロジェクト助成「差動歯車機構を用いた操舵および駆動機構に関する萌芽的研究」
 第3回システム創生コンテスト 優秀賞
 高専ロボコン

  1~2年 全国大会出場

  3年 東海北陸大会2位(全国いけなかった😢😢)
  4年 目立った成績なし

 学生ロボコン

  チーム発足1年目でベスト4&アイデア

といった感じです。

コンテスト系は大体プロジェクトマネージャーかリーダーやってました。

書類

豊橋技術科学大学の推薦入試に必要なのは募集要項に記載されている書類3枚ほどです。
学生が書くのは主に記述票というものだと思います。
ここで僕が書いた記述票の内容について順に話していきます。

記述票

課外活動の欄は上記のコンテストの内容を書きました。ロボコンの担当などは基本的に機械・回路・プログラム全部やっていたので、「全分野担当」と記述しました。プロジェクトマネージャーなどはPMと略して記述しました。この欄は枠がかなり小さいためなるべくキーワードを短くして記述するのがコツだと思います。
枠パンパンに書きました。

特技・資格の欄について、僕は資格は何も持っていなかったため、特技として「機械設計 回路設計・制作 組み込みプログラミング 組込み制御」などのように記述しました。

性格等の自己評価について、僕の自己肯定感が高いこともあり、ほぼ非常に強に丸が付きました。落着きだけはなかったです...

志望動機は「学ロボをどれだけやりたいか」をベースに書きました。大学院の進学については僕が海外に興味があることもあり、ダブルディグリー・プログラムについてのことを書きました。

技科大への入学後の期待は学ロボ優勝したい&海外でモノづくりしたい!といった感じで書きました。

関心を持っていることは気になっているロボットの機構について書きました。

最近感銘をうけたことは僕の祖父がいまだに勉強をしていて刺激を受けたことについて書きました。

将来に対する抱負はロボット業界を引っ張っていくぞ!!って感じの内容で書きました。

記述票は以上です。


合格発表までの過ごし方

学力入試約2週間前までは毎日学生ロボコン漬けの日々で、推薦入試で落ちた時用の学力の準備が全くできませんでした。TOEICも学校でやったIP試験しか受けたことがなく点数も散々でした(420点笑。勉強してなかったら当然ですよね笑)
学生ロボコンで実際に技科大さんのチームと対戦してより「絶対に技科大で学ロボしたい!」という気持ちが強まりました。
そして6/5から受験勉強を開始しました。
勉強方針は「過去問を解いてわからないところは調べる」という方針でした。2週間前から編入数学用の徹底研究などの問題集を解いて基礎固めをしても時間が足りないと思ったため、過去問を逆引きの辞書のように利用しようと考えました。
過去問は技科大のホームページに掲載されているものや、その他ルートから寄せ集めて20年分ほど集めました。
そして合格発表までの1週間で数学12年分、国語3年分、英語3年分、専門2年分を解きました。大体の科目は平均75点くらい取れました。しかしH25以前の数学が難しくなっている(僕はそう感じた)こともあり、H25以前は全く解けませんでした。
そんなこんなで絶望していたところ推薦の合格発表があり、無事憧れの技科大に合格することができました。

終わりに

最後までつたない文章を読んでくださりありがとうございました。何が評価されて合格できたのかはわかりませんが、僕的には「課外活動」と「席次の割にGPAが高かった」ことではないかと思っています。課外活動は学校生活の全部をささげてやっていましたし、GPAについては僕のクラスが頭良すぎたこともあり1位がオールAで14人もいるような状況でした。そのため席次があまり高くなくても合格できたのではないかと思います。

内申38で豊田高専の推薦入試に受かった話~推薦入試編~

こんにちは

ケシゴムです。

ここでは僕が実際に内申38で受かった推薦入試についてお話していこうと思います。

 ちなみに受かったのは情報工学科です。

 

入試までの過ごし方についてはこちらの記事をどうぞ

kesigomu-robot.hatenablog.com

前置き

この先を読むにあたって、わからない部分が出てくるため、自己紹介をしておきます。

豊田高専の志望学科

 第一 情報工学科 

    第二 電気・電子システム工学科

    第三 機械工学科

出身中学校 名古屋市

内申点38 

模試最高偏差値65 (科目別偏差値の最低が国語42 最高が理科70)

部活 科学技術部(簡単に言うとロボットを作る部活)

部活の成績(大きいものだけ書きます)

 少年少女技能大会「アイチータ杯」中学生の部 2017・2018年度 連続優勝

 創造アイデアロボットコンテスト 応用部門 県大会3位 地方大会出場

 などなど

といった感じです。

 

 

推薦入試の文章

僕は上記の部活での成績をもとに文章を作りました。

志望理由は「自分の好きなロボットいう分野でやりたいことをすぐできるような技術力がつけることができると思ったから」。

あとはそこから発展させてゆき、高専の設備の良さや、オープンキャンパスで感じた先輩たちの人柄の良さ、などを文章として用意してました。

 

 

推薦入試当日~面接直前までの過ごし方~

 

僕は午後の部だったのですが念には念を、と集合時間の30分前につくようにGoogleマップで設定をして道のりを検索して印刷していました。

さらに、心配性の僕は豊田高専の最寄り駅である梅坪駅から豊田高専までの道も航空写真を5分割くらいして印刷して持っていきました。(実際かなり役に立った)

 

30分前につくように設定したのに僕の歩くのが早かったのか45分前についてしまいました。

しかしこんなこともあろうかと僕はちゃんと小説をもってきていたので集合場所の近くにある椅子で、読書に耽っていました。

そして受付をすまして面接待機場所へと移動し、自分の番が来るまで待機。

この時感じたのは

「いや、待ち時間めちゃめちゃ長いやないかい!!」

です。笑

もし本をもって言っていかなければとても苦痛な時間だったでしょう。

推薦を受ける皆さんはぜひ本を持っていくことをおすすめします。

僕は普通の小説を持って行ったのですが、周りのみんなは「面接のすすめ!」みたいな本ばかりを読んでいました。

それも全然ありな選択肢だと思いますが、僕はあまりいいとは思えません。

なにせ面接に必要なのは「どれだけ緊張せずに笑顔で自分らしさを出せるか」だと考えるからです。

面接の本を読めば読むほど自分が気を付けないといけないところがどんどん出てきて、いろいろなところに気を配らないといけないので、本来一番大切とされる「推薦の受け答え」というものが全然できなくなってしまうのです。(個人的な見解)

ですので気を付けることを最低限に絞り、「どのような質問が来るんだろうな」と楽観的にいることが大切だと思います。

実際、僕が面接のとき気を付けていたのは「相手の目を見て話す」と「笑顔でいる」の2点です。

 

そんなこんなで少し脱線してしまいましたが、ついに僕の番が回ってきました。

待機場所は教室なのですがそこにいるお姉さんに受験番号を呼ばれ外の椅子で2分ほど待機します。

ちなみに僕はそのとき「やっとしゃべれる!1時間くらいずっと黙っていたから口がしゃべりたくてしょうがない!早く自分のことをしゃべらせてくれ!!」という気持ちでした。

わくわくしすぎて小さな声で鼻歌さえも歌っていました。笑(非推奨)

そして面接へ。

 

 

面接

ここからは実際の僕の気持ちと臨場感をお伝えしたいので、あまり読める文章ではないと思います。また会話もできるだけ忠実に取り上げるため、かなり長くなると思います。

興味のない人は飛ばしてください。

 

~回想~

俺「(さあ、ついに俺の面接の番だ!)」

受付のお姉さん「二階の一番奥の部屋へお入りください」

俺「(二階へ上がり、面接の部屋とされる教室の扉の前までくる)」

俺「(深呼吸)」

俺「コンコン。」

面接官「どうぞ。」

俺「失礼します!」

俺「(面接官三人おるやん!)」

ドアを閉めて教室の真ん中の椅子に向かおうとすると椅子が二つあることに気づく。

面接官「荷物を椅子においてください」

俺「はい。ありがとうございます(荷物を置き、椅子の隣に移動する)」

面接官「座ってどうぞ」

俺「はい。よろしくお願いします!」

面接官「受験番号と出身中学校とお名前を教えてください」

俺「受験番号○○○○○の名古屋市立〇〇中学校の○○です」

面接官「ではまず、本校の志望理由を教えてください」

俺「はい。僕が貴校を志望した理由は僕が作りたいと思ったものをすぐに作れるだけの技術力をつけることが出来る、と思ったからです。

僕は小さい頃からものづくりが大好きで、中学ではロボットをつくる部活に所属しておりました。そのなかで、これを作ってみたい!、あれを作ってみたい!、と思うことが多々あり、それを実現出来だけの技術力を貴校でならつけることができると感じました。」

面接官「では、この学科(情報工学科)を志望した理由はなんですか?」

俺「僕がこの学科を志望した理由はプログラミングと電子回路も勉強できて、どちらもやりたい僕にとってとても魅力的に映ったからです。プログラミングだけではなく、電子回路も学べるので、僕のやりたいロボットを作るということにとても役立つと感じたからです。」

面接官「部活動で一番の思い出は何ですか?」

俺「僕の一番の思い出は県大会で2年連続で優勝したことです。この大会はレゴでロボットを作りプログラミングをし、自律制御をさせ、ルールの課題をクリアする時間を競う大会で、一年生の頃からこの大会には参加していたのですが、その時は力不足で負けてしまい、その悔しさをバネにいろいろ勉強をして2年3年では優勝することができました。努力した結果優勝できたことの嬉しさは今でも忘れられません!」

面接官「部活で得られたと思うものは何ですか?」

俺「それは仲間と、ものづくりをすることの楽しさです。自分では、このアイデアしかない!、と思っていても、仲間たちは自分とは違う目線でアイデアを出してくれるので、そんな見方もあったんだ、と感じさせてくれることがあり、その度に視野が広がり、さらに個人のそれぞれの得意な分野があるので、その分野ごとで仕事を分けることでより良いロボットを作ることが出来たからです。」

面接官「この学校に入って何をしたいですか?」

俺「ロボコンで5年連続でロボコン大賞と優勝を同時に取りたいです!。そして他高専から羨まれるくらいの強いロボコンをしていきたいです!」

面接官「数学や物理で好きな分野はなんですか?」

俺「(そんな質問想定外だ!!やば!どうしよう)」

俺「物理です(キリッ)」

俺「世の中を式で表し、さらに予測することも出来るなんて、とても凄いと思います!

また僕は物理が得意で友人に教えている時も楽しく教えることができ、より一層好きになりました!」

面接官「面接はこれで終わりです。お疲れ様でした」

俺「ありがとうございました!」

これにて面接終了

 

 

面接のコツ

ここでは自分が大切だと思ったコツを紹介します。

 

①笑顔

これが何よりも大切。自分がどれだけ豊田高専に入りたいか、それを説明するのに緊張しまくったひきつった顔よりも楽しそうに話す笑顔の方が100倍印象がいい。

 

緊張しないための方法は後で紹介します。

 

②自分の話を沢山する

面接官は当然色々な質問を用意しています。その中には自分が用意した質問とは違う質問もあるでしょう。ですが面接の時間は決まっています。なのでひとつの質問から自分の話を沢山して、その話について新しい質問が来れば、それは自分の話なのでとても話しやすいでしょう。(実際僕はそうしてました)

 

ジェスチャーを交える

外国人ってよく感情を伝えるし、わかりやすいですよね。それはジェスチャーを使ってるからです。顔や声だけでは表現できないものをジェスチャーで表現することでより伝わりやすくなるのです。具体的にどんなジェスチャーがいいとかはないのですが、気分が高まってつい手を使いながら説明してしまうような感じなら、最高に良いです!

 

 

緊張しない方法

※個人差はあります

 

①歌を歌う

自分の好きな歌を歌っとけば時間が勝手に過ぎていくので緊張している時間が短くなります

心の中で歌うのもいいでしょう。

 

②面接官の短所を見た瞬間に見つける

面接室に入った瞬間に面接官が目に入ると思います。その時に「あの人はげてるな笑」とな「あの人歯汚いな笑」など見つけてください。とても失礼なことだとは思いますが、相手の短所を見つけることで、相手も同じ人間なんだという意識を再確認でき、ある程度緊張がほぐれます。

 

この方法は好きな人に話しかけれないという問題にも効果的です。

 

 

③周りと違うと意識する

この方法はとても性格の良いものではありませんが、効果はかなりあります。

 

まず、周りを見渡してみてください、周りの人たちは自分よりも頭が悪いと思い込みましょう。そして周りの人の行動を見て、あれよくないなーとか、あれで受かるはずないじゃん、などと思って、自分は他の人たちよりも優れてる、と考えてください。そうすると自然と自信が湧いてきます。

 

本当に褒められる方法ではないですが、自分の中でやるなら、だれも傷つかないし良いのではないでしょうか。笑

 

④ジャンプを3回する

陸上選手などもやっていると言われているやつです。その場で肩の力を抜いて軽く3回ジャンプすることで、筋肉の緊張が緩むらしいです。

(よくやってました)

 

 

最後に

とても拙い文章でしたが最後まで見てくださり、ありがとうございます。

あまり大きな声で言えないような内容ばかりだったと思いますが、自分を信じて、自分を持っていればきっと受かるはずです。

皆さんもぜひこの最高の豊田高専に入ってきてください!

 

 

 

 

内申38で豊田高専の推薦入試に受かった話~過ごし方編~

こんにちは。

2019年の推薦入試で情報工学科に受かったケシゴムです。

 

僕が受験期の時は、どのサイトを見ても「内申42以上ないと推薦は難しい」と書いてありました。

しかし僕の内申点はどうあがいても38点。笑

当然親からは「落ちるだろうから、学力入試に備えときなさい」と言われてました。

 

ですが僕は推薦入試で合格することができました。

 

今回は推薦入試の日までの過ごし方について話そうと思います。

 

豊田高専を志望するまで

僕は小学校ではサッカー部と野球部でレギュラーを取っていました。

しかし中学の入学式の次の日にけがをし、その結果、運動部に入ることを諦めました。

そんな僕が入った部活が「科学技術部」というもの。

初めて聞いたという人も多いと思うのでざっくり説明すると

「ラジコンのようなロボットを作ったり、プログラミングをする」

という部活です。

まあこの部活にいれば当然豊田高専の話も聞きます。

僕は2年生の時に話を聞きました。

当初は「周りは志望校が決まってないから、決まってたらかっこよくね?」みたいな馬鹿な理由で「俺、豊田高専目指してんだ!」って周りに言っていました。笑

しかし3年生になり少しずつ豊田高専について調べるようになり、気づいたらどうしようもなく豊田高専に入りたくなっていました。

受験期の勉強

僕も受験期の時よく気にしていた「受かった人はどういう勉強をしていたの?!」。

結論から言うと僕の経験は参考にはならないと思いますが、もし同じような人がいたら自信を持ってほしいという思いで書きます。

 

 

僕は2年生から塾に入っていました。

最初は宿題もちゃんとやっていましたが、徐々に出さなくなっていきました。

また授業型の塾だったので、友達と話しながら授業を受けるというあまり素行の良い生徒ではありませんでした。笑

しかし友達に問題を教えるのは好きだったので、わかりやすい説明をできるように脳内でよく情報の整理は行っていました。

3年の夏になり、まわりは部活を引退して受験勉強に取り組んでいるなか、僕はまだ部活を引退せずに、部活に打ち込んでいました。

そんな僕の勉強スタイルは

学校で出された宿題をやって、たまに気が向いたら問題集を解く

というものでした。

褒められることではありませんね。笑

ちなみにこの時の成績は

内申36くらいが平均で、模試の偏差値は61くらいでした。

 

そして中学の二学期に突入。

さすがに内申点を上げないといけないなと思い、上げれそうな教科を重点的に勉強しました。(中学の先生からはどの教科も、○○君テストの点数さえよければ5上げるよと言われてました)

重点的に勉強したのが功を奏し、内申点は38になりました。

 

推薦入試対策

推薦入試への対策はこれと言ってやったことはありません。

学校の先生から言われたとおりに自分の志望理由を書きなぐって、そのキーワードを覚えるということをしていました。

そして推薦入試の2週間前くらいに校長先生との面接練習がありました。

僕は自分が科学技術部に所属して得た体験を主体として話しました。

結果は好評。校長先生からは面接は完璧と褒められました。

そして胸を張って推薦入試へと向かいました。

 

もっと詳しい推薦入試の情報についてはこちらの記事で書いています。

内申38で豊田高専の推薦入試に受かった話~推薦入試編~ - 豊田高専のあれこれ

 

最後に

最後まで読んでくださりありがとうございました。

全く参考にならない体験記だと思います。笑

受験を控えたお子さんを持つ親御さんには申し訳ないです。

しかしプレッシャーで押しつぶれそうな受験生にはぜひ自信を持ってほしいです。

こんだけふざけたような生活をしていた僕でも豊田高専に入ることができたので、僕よりも、もっと勉強をしている皆さんならきっと受かることができるでしょう。

何事も自信をもっていれば、どうにかなります。

自分が合格している未来を想像しながら頑張ってください!!